一昨日(11/12)は「楽しく身近にクラシック鑑賞講座」でした

一昨日の鑑賞講座は、しばらくお休みされていた方や、初めての方が参加くださりにぎやかな1時間でした。

テーマは「文学作品とクラシック音楽」ということで、ゲーテ、ハイネ、シェイクスピア、芥川龍之介の作品と、それらに関連がある音楽を取り上げました。

ゲーテの作品のなかでも大人気なのが戯曲「ファウスト」。たくさんの作曲家が歌曲や管弦楽曲の題材にしています。

また、ハイネの詩集「歌の本」の中からは、メンデルスゾーンが「歌のつばさに」、シューマンが「詩人の恋」、ジルヒャーが「ローレライ」などよく知られている曲が作曲されました。

ゲーテの「ファウスト」に負けないくらい人気なのはシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」。惹かれあう二人が最後に死を選んでしまう“悲恋”が作曲家の心をとらえるのでしょうか、オペラ、バレエ、新しいところではミュージカルになっています。

芥川龍之介と関連ある音楽は、意外にもビゼーの歌劇「カルメン」です。

私も今回初めて知りましたが、恋多き女性カルメンに恋をしてしまったドン・ホセの心の動きが短編小説「カルメン」の中でモチーフになっています。

こうしてみると、音楽と文学は互いに影響しあい、たくさんの名曲が生まれていることに改めて気づきます。曲の元になった文学作品を読んでみると、また違った聴き方ができ面白そうです。

さて、来月12月10日は今年最後の鑑賞講座です。毎年クリスマス関連の内容で開いていますが、今年のテーマは

「讃美歌でクリスマス」

です。

来月もクラシック音楽を身近にお楽しみください。



ありむら音楽教室@ナチュラルカフェ

豊かな自然あふれる和歌山県北部、紀の川市にある「ありむら音楽教室」は、カフェ&イベントスペース「ナチュラルカフェ」でもありますす。 教室では【子ども】から【シニア】まで、幅広い年齢のみなさんと様々なカタチで音楽と触れあっています。 ナチュラルカフェではコンサートを開催し、生演奏の良さ、演奏家の良質な音楽を聴いていただいています。 小さなこの場所が“音楽の発信地”になればと思います。