《声楽レッスンメモ その1》
故郷に帰郷してから、もう何人、シニアの方の歌のレッスンをさせていただいたでしょうか…
皆さん、それぞれ歌う時の癖があったり、ちょっと他よりも弱いところがあったり。
長年のレッスンの中で、そんなシニアの皆さんに共通するところを見つけちゃいました!
それは…
“力が入りすぎてガッチガチになること”
歳を重ねれば重ねるほど、「あんな声がでたらどうしよう」「体がうまく使えなかったらどうしよう」「音がはずれたらどうしよう」などなど不安材料で頭が“ガッチガチ”になり、それが体にも伝わり全身が“ガッチガチ”になる傾向があります。皆さん、真剣にレッスンに取り組んでくださっているからなのですが…
体が硬くなってしまうと、声を作る要素=筋肉や呼吸など が上手く働かなくなり、おまけに年齢による体の硬さも加わるので声が出にくくなります。
そういう私も、若いころにはあまり意識していなかった体の硬さをドドーンと実感するようになり、最近のレッスンでは
“心も体もゆ~るゆ~る”
になる方法を多めにとりいれるようになりました。(教室生それぞれによります)
シニアの皆さんの不安材料には、こんな風にお答えしています。
●あんな声がでたらどうしよう➡ 大丈夫です!その声が出るだけでも前進しています!
●体がうまく使えなかったらどうしよう ➡ 私も本格的にレッスンを受け始めたころは「ホンマに体、使えてる声なんやろか??体使うってどういうこと?」と、???だらけでしたよ♪おまけに首も肩もヒザもガッチガチ…
●音がはずれたらどうしよう ➡ はずれたところから少しずつ正しいところへ近づけていけばいいんです!まずは声を出すことが大切!
ある教室生の方は、“ゆ~るゆ~る”することで息の通りも良くなり、身体も柔軟に使え声に艶が出てきました。また、ある教室生の方は、歌を支える筋肉が上手く使えるようになり息の持続もアップ!
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