3月のコンサートが終わったと思ったら、もうゴールデンウィーク。
早いものですね。
4月は講座のお知らせができませんでしたが、毎月開いている『楽しく身近にクラシック鑑賞講座』では、テーマが「クラシックの中の"花たち"」ということで、花を題材にした曲を紹介しました。
同じ《すみれ》と曲名がついている、スカルラッティ作曲「Le violette」(イタリア歌曲)、モーツァルト作曲「Das Veilchen」(ドイツ歌曲)、ストリーボッグ作曲「すみれ」(ピアノ曲)の聴き比べが、それぞれの個性が際立って面白かったです。
また、『クラシックと朗読の時間』では、多くの詩がドイツ歌曲になっているゲーテの詩を朗読しました。
ドイツリートを歌っているからか、ドイツの文学が気になります。
ゲーテの他は、シュトルムとか…
話は変わり、今日のタイトルに“卒業”と書きましたが、この4月に一人の教室生がレッスンを終了し音楽教室を卒業しました。
これまでにも巣立った教室生は何人もいますが、彼女は誰よりも長く12年間レッスンを続けました。(初めの2年間はリトミックレッスンでした)
そして先日の最後のレッスンで弾いたのは、ショパンのエチュード 別れの曲。
高校2年生になった今はなかなか練習時間がありませんが、見事に弾いてくれました。
彼女の演奏を聴きながら、これまでのことを思い出し懐かしさがこみ上げてきました。
「ピアノが楽しい」といつも話してくれたのが一番うれしかったですね。
レッスンはこれで終了ですが、教室のピアノがとても気に入っているので、今度はショパンのエチュード「革命」を練習して披露に来るそうです。
レッスンが終わっても、音楽でつながっていることがとてもうれしいです。
せっかくなので、今ピアノを習っている教室生にとって大先輩である彼女へのインタビューを、次回の教室通信に載せる予定ですのでお楽しみに。
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